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アクセラ (企業) : ミニ英和和英辞書
アクセラ (企業)[ごう, わざ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

企業 : [きぎょう]
 【名詞】 1. enterprise 2. undertaking 
: [ごう, わざ]
 【名詞】 1. deed 2. act 3. work 4. performance

アクセラ (企業) : ウィキペディア日本語版
アクセラ (企業)[ごう, わざ]

株式会社アクセラ(Axela)は1996年から2000年9月まで日本に存在した出版社。主にゲーム関連の雑誌や書籍を出版していた。
==歴史==
この会社が作られた背景には、アスキーの企業経営を巡る経営陣の内紛があったといわれている。
1996年春、アスキー創業者の西和彦に、当時、アスキー常務の小島文隆らが反発してクーデターを画策。原因は諸説あり、西が主導した多角化経営への反発、あるいは西が自身の個人的な借金返済のためにアスキーから巨額の融資を行おうとしたことに反発したともいわれる。小島らはスクウェア(現スクウェア・エニックス)創業者の宮本雅史をスポンサーとして、アスキーからゲーム関連部門を分離した新会社の設立を図った。しかし、この目論見はアスキーのメインバンクであった日本興業銀行の支持が得られなかった事などから失敗に終わり、小島らは退社を余儀なくされる。
そのため、小島らは、宮本やアスキー時代の仲間である塚本慶一郎インプレス創業者)、ダービースタリオンシリーズの販売で付き合いの深い薗部博之らの協力を得て1996年7月10日にアクセラを設立。小島がもともと『週刊ファミ通』や『ログイン』の編集長だったことから、それらの編集部を中心に従業員のスカウトを進め、折しも多角化経営が行き詰まり経営難が表面化しつつあったアスキーの将来に不安を感じた従業員が大量に移籍した。同年10月には会社創立後初の雑誌として競馬雑誌クリゲ』を創刊。12月にはそれまでアスキーから出版されていたベクターデザインのオンラインソフト集「PACK」シリーズを発売するなど、会社は順調な立ち上がりをみせる。しかし期待したダービースタリオン新作の販売権の獲得には失敗し、これは引き続きアスキーが保持することとなった。ただし、ゲームソフトの制作・発売には乗り出し、1997年7月に『雷弩機兵ガイブレイブ』で参入。
1997年3月には満を持して『週刊TV Gamer』を創刊。ライバルである『週刊ファミ通』がゲーム攻略情報を中心にコアなゲーマー層をターゲットとしていたのに対し、グラビアを多用したりテレビ番組表も掲載したりと、よりライトなゲームファンを読者層として想定したつくりになっていた。しかし、売れ行きは伸びず、早くも同年12月には休刊に追い込まれる。
1998年の春にはデイリースポーツの編集協力を得て『ぐりぐり◎(ぐりぐりにじゅうまる)』を創刊、競馬新聞の世界に進出を試みる。当時としては画期的な「中央競馬開催全場の全レース(最大36レース)の出馬表(馬柱)を掲載」という新たな試みで話題になる。当時はまだ競馬場場外での全場全レースの馬券発売が行われておらず、開催全場のレースを購入可能な電話投票で馬券を購入する者をメインターゲットに位置付けた、他紙とはかなり毛色の異なる競馬新聞だった。しかし、創刊号から売れ行きはかんばしくなかった。その上、創刊から3週目に「想定段階の馬柱をそのまま枠順確定版として誤掲載したものを発行してしまう」という競馬新聞としては致命的なミスを犯し、わずかに通算5号で休刊に追い込まれ、これはその後再起できず事実上の廃刊となった。なお、編集協力の関係にあったデイリースポーツの発行元である神戸新聞社は、翌1999年春に独自に、『ぐりぐり◎』にも通じる全場全レース完全掲載を主要コンセプトとする競馬新聞『馬三郎』を創刊している。
以後、ゲーム雑誌『ENTa』やネットワークRPG情報誌『月刊PlayOnline』(のちにデジキューブに譲渡)を創刊するなど、さまざまな展開を試みた。しかし、結局ほとんどが市場に受け入れられなかったことから経営環境も好転せず、2000年10月に事実上の倒産、事業停止に追い込まれた。他にも1990年代末には当時アスキー傘下のアスペクトが創刊したファミ通文庫に対抗するかの様にライトノベルのレーベルの創立を計画したとされるが、結局その様な作品は出ておらず事実上頓挫している。
小島らの描いた「アスキーからゲーム関連部門を分離した新会社」というアイデアは、直接の関わりはないものの、のちに多角化経営に失敗したアスキーの経営の再編によるエンターブレインの設立で現実のものとなった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「アクセラ (企業)」の詳細全文を読む




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